【東京ゲームダンジョン14】花札バトルから人体を逃げ回る菌まで!実際に遊んだ注目インディーゲーム12選

「花札で役を作ってボスを封じるローグライト、人体を逃げ回る細菌のサバイバル、そして人間になりすまして宇宙船で生き延びるホラー。」
2026年10月31日、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「東京ゲームダンジョン14」を訪れました。
東京ゲームダンジョンは、個人や小規模チームが制作したデジタルゲームを展示するインディーゲームイベントです。今回は2階・3階の2フロアにわたり、前回を上回る340団体が出展しました。
会場には、花札を題材にしたアクションから、現役のお医者さんが手がける人体サバイバル、一緒に作業してくれる女の子とのひとときまで、個性豊かな作品がずらり。どのブースに足を運んでも新しい発見があり、時間がいくらあっても足りませんでした。
皆さん、「インディーゲームならではの尖ったアイデア」に触れてみたくありませんか?
この記事では、東京ゲームダンジョン14で実際に試遊した12作品を紹介します。
三位一体の単一点

『三位一体の単一点』は、チームサンイチが開発する、3人の主人公を軸にしたSF群像劇ノベルゲームです。
舞台は、AIが人類と同等の知性を持った近未来。AIが人間の脳をハックし、人々を死へと追い込んでいる。そんな今まさに刺さるテーマを軸に、立場も価値観も異なる3人が連続する事件の真相を追っていきます。
本作の面白さは、3人の視点を切り替えながら進めるところにあります。
1人の主人公だけでは解決できない事件も、ほかの主人公の物語で手に入れたワードを使うことで突破口が開けます。ある人物が思いついたアイデアを別の人物に伝えることで、ひとりでは辿り着けなかった第三の道が見えてくるのです。
試遊中も、行き詰まった場面で別の主人公に切り替え、手に入れたワードを持ち帰って解決したときには思わず唸りました。3つの物語が絡み合いながら、最後はひとつに収束していく構成も気になるところです。
さまざまな物語でワードを集めて進んだ先に、どのような結末が待っているのか。完成が楽しみな作品でした。
『三位一体の単一点』は2027年4月にSteamで配信予定です。
AIが人間を乗っ取るという今いちばん刺さるテーマ。
3人の視点をつなげて謎を解く感覚がたまりません!
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花札ノ巫孤

『花札ノ巫孤』は、KNPARTICLEが手がける、花札を題材にしたローグライトアクションゲームです。
プレイヤーは「巫孤」となり、花札を具現化した多彩なアクションで迷宮を進みます。異形の妖を再び花札へ封印し、壊れてしまった花札を元の姿へ戻すことが目的です。
型を積み重ねることで攻撃パターンが増え、どんどん強くなっていくのが本作の特徴です。ダンジョンで敵を倒して札を集めれば、攻撃力アップや会心ダメージアップといった強化も可能。
そして花札は、強化に使うだけではありません。ボス戦でも重要な役割を担っています。
ボス戦はアクションパートと花札バトルの二段構え。アクションパートでボスのシールドを削り切ると、それまでに集めた花札で役を作り、攻撃する花札バトルへ移ります。必殺技のモーションもとても格好良く、役が決まった瞬間は思わず声が出ました。
今回の試遊版では、花札バトルで倒しきれなくても、残ったボスのHPをアクションパートで削り切ることができました。花札を覚えればボス戦が楽になり、苦手でもアクションで押し切れる。間口の広さと奥深さを両立した作品でした。
『花札ノ巫孤』はSteamストアページが公開されています。2027年に配信予定です!
集めた花札で役を決めて大ダメージ!
必殺技のモーションが格好良すぎて、何度でも見たくなります!
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ハートレジャー リカラーワールド

『ハートレジャー リカラーワールド』は、asaha氏が手がける探し物ゲーム「ハートレジャー」シリーズの最新作です。
舞台は、色を失ってしまった絵本の世界。遊び方はとても簡単で、イラストの中に隠されたハートを見つけていくだけ。ハートを集めるとキャラクターが元気を取り戻し、新たな場所へ進めるようになります。
今探しているエリアに隠れているハートの数は、画面左上に表示されています。残り1個、2個と減っていくと、全部見つけ出したくなるのが不思議なところ。会場では探し切れなかったので、製品版で続きを遊びたい…!!
ボールペン画をもとにした、塗り絵のような優しい世界観にも癒されました。ハートを見つけるたびに色と動きが戻っていくので、探すほどに絵本がにぎやかになっていきます。
さらに、BGMがとても心地よく、ほっとしながら遊べるのも魅力です。マウス操作だけで遊べて制限時間もないので、親子で一緒にハートを探すのもとても楽しいはずです。
『ハートレジャー リカラーワールド』は2027年にSteamで配信予定です!
ハートを見つけるたびに世界に色が戻っていく。
BGMも心地よくて、ずっと探していたくなります!
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NoOneKnowsME.

『NoOneKnowsME.』は、死んだ乗組員の身体を乗っ取った「何か」が主人公のホラーアドベンチャーです。
目標は、人間ではないとバレないまま7日間を生き延び、地球にたどり着くこと。
東京ゲームダンジョン14では最新版が遊べました。ストーリーがさらに拡充され、以前の体験版より先の日まで進めることができました。体験版と同じ部分でびっくりしました。
新しいミニゲームとして登場したのが、マイクをオンにして、驚いた声を出さないように人を追いかけるという仕組みです。思わず声が出そうになる場面で、ぐっと息を殺す。人間ではないとバレないように振る舞うという本作のテーマが、そのまま操作に落とし込まれていました。
エンジニアとしての仕事(ミニゲーム)も今後さらに増やしていく予定とのこと。宇宙船での7日間がどんな形で完成するのか楽しみです。
『NoOneKnowsME.』は2026年12月にSteamで配信予定で、体験版も公開されています!
マイクを使って声を殺すミニゲームが新鮮!
「バレてはいけない」緊張感がさらに増していました!
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因習村ときめきトランプゲーム

『因習村ときめきトランプゲーム』は、作っちゃうおじさんが手がける、ジンラミーをベースにしたローグライトゲームです。
主人公は、毎晩見るようになった奇妙な夢の中で、メカクレの少女に教わりながらトランプ勝負に挑み、夢からの脱出を目指します。メカクレはいいぞ。
ジンラミーは、同じ数字の札や、同じマークで数字が連続する札を揃え、組を作っていくトランプゲームです。ルールを知らなくても非常にわかりやすく、遊びながら自然と覚えられました。
ローグライトならではの楽しさが、カードの強化です。カードにダメージプラスや倍率アップといった効果を付与でき、効果が重なると一気に大ダメージを叩き出せます。
強化を重ねた札で役を揃え、妖怪を一撃で倒せたときの気持ちよさは格別。どのカードに何を付与するかを考えるのも楽しく、期待の一作です。
『因習村ときめきトランプゲーム』は2027年第1四半期にSteamで配信予定です!
効果が重なって妖怪を一撃で倒せた瞬間がたまらない!
ジンラミーを知らなくても楽しめました!
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ミクロの逃走者

『ミクロの逃走者』は、てべ猫GAMESが開発する、人体をステージにした菌群サバイバルゲームです。
開発しているのは、呼吸器・感染症診療に従事する現役のお医者さん。細菌を主人公にするという発想がまず面白く、遊びながら人体のことを学べる作品になっています。
プレイヤーは菌となり、口から気管支へと体内を進んでいきます。菌が全滅しないように増殖させながら、白血球などの免疫をかわしてステージを進めていくのが基本です。
ステージごとに登場する菌やギミックが異なり、人体の仕組みを取り入れた仕掛けが用意されているのも面白いところです。ステージが始まってしばらくすると抗菌薬のウェーブが襲ってくるので、それを耐え抜く必要もあります。
口から侵入した菌は、はたして安住の地を見つけられるのか。ストーリーも気になる作品でした。
『ミクロの逃走者』は、2026年末のSteam配信を目標に開発中で、無料体験版が公開されています!
菌になって人体を逃げ回るという発想が最高!
遊んでいるうちに体の仕組みにも詳しくなれそうです!
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Sticker DECO

『Sticker DECO』は、Studio Mimosaが手がける、シール集めとシール交換を楽しむデコレーションゲームです。
10月31日に発売された本作は、製品版でシールとお友達が追加され、シール集めがさらに楽しくなっています。
さらに注目したいのが、本作を持っているSteamのフレンドが、お友達としてゲーム内に登場するシステム。
レンドの自慢のシール帳を見ながら、シールの交換を楽しめるので、知り合い同士で遊ぶ楽しさが一気に広がりました。
今後もアップデートが予定されているとのこと。シールとお友達がどんどん増えていけば、さらにやり込めるようになりそうです!
『Sticker DECO』は現在配信中で、11月14日まで10%OFFのセール中です!
Steamのフレンドとシール交換できるのが嬉しい!
友達のシール帳を見せてもらうのが楽しみです!
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Chill with You : SHIOI's Sparkling Scenes

『Chill with You : SHIOI's Sparkling Scenes』は、ネストピが手がける作業用アドベンチャー「Chill with You」シリーズの最新作です。
今回一緒に作業してくれるのは、クラスの人気者のギャル・シオイ。今回のデモ版では音声はなかったものの、シオイと一緒に作業する時間をしっかり楽しめました。
ノートやタスク、習慣トラッカーといった機能も盛り込まれていて、今回も作業がはかどること間違いなしです。
特にありがたいと感じたのが習慣トラッカー。読書や運動などをチェックしていけば、日々の生活にも活かせそうです。
今回もお仕事でお世話になりそうな一本でした。
『Chill with You : SHIOI's Sparkling Scenes』は、2026年にSteamで配信予定です!
習慣トラッカーが本当にありがたい!
シオイと一緒なら、今回もお仕事がはかどりそうです!
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フセイロンパ

『フセイロンパ』は、社員の不正を突き止めるアドベンチャーゲームです。
本作では、自分で証拠を探し、文章を入力して真相に迫っていきます。選択肢を選ぶだけではなく、自分の言葉で答えを導き出すスタイルが新鮮でした。
現在の試遊版はシステム面を中心とした内容で、製品版ではディストピア感の強いグラフィックにしていく予定とのこと。不正を暴く物語が、どんな世界観で描かれるのか楽しみです。
証拠を集めて矛盾を突き、相手を論破していく推理アドベンチャーが好きな人は、きっとハマる作品です!
『フセイロンパ』は、2027年に配信予定です!
自分で文章を入力して不正を暴く感覚が新鮮!
製品版の世界観がどう仕上がるのか楽しみです!

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インクリ米ンタル

『インクリ米ンタル』は、お米を作っておにぎりを提供するインクリメンタルゲームです。
田んぼでお米を育て、おにぎりにして提供していく。スキルを取れば取るほど、米作りがどんどん高速になっていきます。
ステージにはお墓もあり、お墓を壊して田んぼにするという驚きの要素も。ガイコツたちもノリノリで盆踊りしだします。
インクリメンタルゲームならではの数字が増えていく気持ちよさに、思わず笑ってしまうユーモアが加わっていました!
記事執筆時点では、発売日は発表されていません。
お墓を壊して田んぼにする発想に笑いました!
米作りが加速していく気持ちよさがクセになります!
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GALAPATRO

『GALAPATRO』は、Mareffyが手がける、宇宙のお巡りさんが主人公のローグライクRPGです。
プレイヤーは銀河警察となり、相棒とバディを組んで宇宙の平和を守ります。
選んだ主人公と相棒の組み合わせによって、やり取りが変わるのが本作の楽しいところ。大筋のストーリーは変わりませんが、組み合わせごとに会話が変わるので、すべての組み合わせを試してみたくなります!
今回の試遊版では、大筋のストーリーは1種類でした。開発者によると、製品版では物語をさらに増やす予定とのことです。お気に入りのバディを見つけて、さまざまな掛け合いを楽しめる作品になりそうです。お気に入りのバディを見つけて、宇宙の物語を楽しみましょう。
記事執筆時点では、発売日は発表されていません。
組み合わせごとに変わる掛け合いが楽しい!
お気に入りのバディを探したくなります!
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限界ライバー しめきり1週前

『限界ライバー しめきり1週前』は、ときさか氏が手がける、締め切りギリギリのライバーのスケジュールを管理するシミュレーションゲームです。
登場するのは、締め切り直前まで本気を出さない、個性豊かなギリギリライバーたち。プレイヤーは彼女たちのスケジュールを上手く調整して、締め切りに間に合わせなければなりません。締め切り前の自分を見ているようだ。
1日ごとの予定表に行動を組み込み、企画書の提出やファン向けの発信といった要求をこなしていく。限られた1週間をどうやりくりするか、パズルのように頭を使う楽しさがありました。
『限界ライバー しめきり1週前』は、2026年12月に発売予定です!
ギリギリライバーたちのスケジュールを組むのが楽しい!
締め切りに間に合った瞬間の達成感が最高です!
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クリエイターの情熱に触れ、ゲームに浸った一日
今回試遊した12作品は、ジャンルも遊び方も大きく異なっていました。
3人の視点をつなげて謎を解く『三位一体の単一点』、花札で役を作ってボスを封じる『花札ノ巫孤』、ハートを探して絵本に色を取り戻す『ハートレジャー リカラーワールド』。
さらに、マイクを使った新ミニゲームが加わった『NoOneKnowsME.』、ジンラミーで妖怪と戦う『因習村ときめきトランプゲーム』、菌となって人体を逃げ回る『ミクロの逃走者』と、どの作品にも明確な個性があります。
フレンドとシールを交換できる『Sticker DECO』、シオイと作業がはかどる『Chill with You : SHIOI's Sparkling Scenes』、自分の言葉で不正を暴く『フセイロンパ』、お墓まで田んぼにする『インクリ米ンタル』、バディの掛け合いが楽しい『GALAPATRO』、ギリギリライバーを締め切りに間に合わせる『限界ライバー しめきり1週前』も、それぞれ忘れられない体験でした。
短い試遊時間でも、その作品が何を面白さの中心に置いているのかがしっかり伝わってきました。
気になる作品があれば、Steamで体験版を遊んだり、ウィッシュリストに登録したりして、今後の展開をチェックしてみてください。
今回も、まだまだ遊んでいたい作品ばかりでした!
発売後の製品版や、今後公開される体験版も追いかけていきたいと思います!
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