モバイル保険のデメリットは?加入前に知りたい対象外・注意点を解説

モバイル保険は、月額700円(非課税)で主端末1台・副端末2台の最大3端末まで補償できる保険です。
スマートフォンだけでなく、条件を満たしたタブレット、ノートパソコン、ゲーム機、ワイヤレスイヤホンなども登録できるため、複数の端末をまとめて備えたい方に向いています。
一方、すべての故障やトラブルが補償されるわけではありません。置き忘れ・紛失、日本国外で発生した損害、経年劣化によるバッテリー交換などは対象外です。また、主端末と副端末では補償上限が異なります。
加入後に「思っていた補償と違った」とならないためには、メリットだけでなくデメリットも確認しておくことが大切です。
本記事では、モバイル保険のデメリット、補償されないケース、向いている人・あまり向いていない人を分かりやすく解説します。
- 加入前に知っておきたいポイント
- モバイル保険のデメリットは?
- デメリット1:月額700円の保険料が継続してかかる
- デメリット2:置き忘れ・紛失は補償対象外
- デメリット3:バッテリー劣化や自然消耗は補償対象外
- デメリット4:日本国外で発生した損害は補償対象外
- デメリット5:登録できる端末に条件がある
- デメリット6:主端末と副端末で補償上限が異なる
- デメリット7:登録端末の変更に一部制限がある
- デメリット8:通常の保険金請求には書類と修理費の支払いが必要
- デメリット9:キャッシュレスリペアを利用できる端末・修理が限られる
- デメリットだけでなく、自分に合うかで判断する
- モバイル保険が向いている人
- モバイル保険があまり向いていない人
- まとめ|デメリットに納得できればモバイル保険は検討しやすい
- 参考情報
加入前に知っておきたいポイント
| 注意点 | 加入前に確認したいこと |
|---|---|
| 保険料が毎月かかる | 月額700円、1年間では8,400円 |
| 置き忘れ・紛失は対象外 | 盗難とは扱いが異なる |
| バッテリー劣化は対象外 | 経年劣化・自然消耗による交換は補償されない |
| 登録条件がある | 取得時期、端末の状態、購入経路などを確認する |
| 主端末と副端末で上限が異なる | 年間合計15万円のうち、副端末は2台合計4万5,000円まで |
| 端末変更に制限がある | 副端末から主端末への変更や、削除した端末の再登録はできない |
| 請求には書類が必要 | 故障状態の写真、修理報告書、領収書などを用意する |
| キャッシュレスリペアに条件がある | 対象端末・修理箇所・提携店が限られる |
モバイル保険は、条件を理解したうえで複数端末の修理費用に備えたい方には検討しやすい保険です。まずは、手持ちの端末が登録条件を満たすか、補償してほしいトラブルが対象に含まれるかを確認してみましょう。
『モバイル保険』の補償内容・加入条件を確認する
モバイル保険のデメリットは?

モバイル保険の主なデメリットは、次の9つです。
- 月額700円の保険料が継続してかかる
- 置き忘れ・紛失は補償対象外
- バッテリー劣化や自然消耗は補償対象外
- 日本国外で発生した損害は補償対象外
- 登録できる端末に条件がある
- 主端末と副端末で補償上限が異なる
- 登録端末の変更に一部制限がある
- 通常の保険金請求には書類と修理費の支払いが必要
- キャッシュレスリペアを利用できる端末・修理が限られる
いずれも、申し込み前に分かっていれば判断しやすい内容です。ここから一つずつ確認していきましょう。
デメリットがあるから悪い保険というわけではありません。
自分が備えたいトラブルと補償内容が合っているかを見ることが大切です!
デメリット1:月額700円の保険料が継続してかかる
モバイル保険の保険料は、登録台数にかかわらず月額700円(非課税)です。
月額だけを見ると大きな負担には感じにくいかもしれませんが、継続した場合の保険料は次のようになります。
| 利用期間 | 保険料の単純計算 |
|---|---|
| 1年間 | 8,400円 |
| 2年間 | 1万6,800円 |
| 3年間 | 2万5,200円 |
※月額700円を期間分で単純計算した金額です。公式FAQでは、申し込み初月の保険料はかからないと案内されています。
保険金を請求しない期間も保険料はかかります。そのため、端末をほとんど持ち歩かない方や、故障しても修理費用を無理なく自己負担できる方は、保険に入らず修理代を貯めておく考え方もあります。
一方で、スマホ・ゲーム機・イヤホンなど3台を登録すれば、月額保険料の単純計算では1台あたり約233円です。複数端末を登録できる方ほど、3台の登録枠を活用しやすくなります。
デメリット2:置き忘れ・紛失は補償対象外

モバイル保険では盗難が補償対象に含まれますが、置き忘れや紛失によって生じた損害は補償されません。
たとえば、iPhoneやNintendo Switch 2を外出先へ置き忘れた場合や、どこでなくしたか分からない場合は、補償対象外です。
盗難と紛失は保険上の扱いが異なります。「端末が手元からなくなったらすべて補償される」と考えないようにしましょう。
紛失まで備えたい方は、加入前にメーカーや通信キャリアが提供する補償サービスと比較する必要があります。
デメリット3:バッテリー劣化や自然消耗は補償対象外

モバイル保険は、経年劣化や自然消耗に伴うバッテリー交換を補償対象外としています。バッテリーや充電器、付属品ケーブルなどの交換も、本体機能に対する修理に該当しない例として案内されています。
したがって、「長く使ってバッテリーの持ちが悪くなったので交換したい」という目的には向いていません。
また、変色、さび、腐食、ひび割れなども、経年劣化や自然消耗が原因の場合は対象外です。落下などの偶然な事故で破損した場合と扱いが異なるため、原因まで含めて確認する必要があります。
バッテリー交換を重視するなら他サービスとも比較する
バッテリー交換を重視する方は、メーカーや通信キャリアの補償サービスも比較しましょう。
モバイル保険は、経年劣化への備えではなく、落下、水濡れ、故障などによる修理費用への備えとして考えるほうが、サービス内容とのずれが少なくなります。
デメリット4:日本国外で発生した損害は補償対象外

モバイル保険では、日本国外で発生した損害は補償対象外です。
海外旅行や海外出張中にスマホを落として壊した場合や、海外でゲーム機を盗まれた場合などは補償されません。
国内で端末を使うことが中心の方には大きな問題になりにくい一方、海外へ持ち出す機会が多い方は注意が必要です。海外でのトラブルにも備えたい場合は、携行品損害などが含まれる海外旅行保険やクレジットカード付帯保険の補償範囲も確認しましょう。
デメリット5:登録できる端末に条件がある
モバイル保険には、どの端末でも登録できるわけではありません。主な条件は次のとおりです。
- 日本国内で販売されたメーカー純正品で、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信ができる
- 登録時点で破損がなく、すべての機能が正常に動作している
- 新規取得から1年未満である
- 1年以上経過している場合は、メーカーまたは通信キャリアの有償補償サービスに加入し、その補償を受けられる状態である
壊れている端末は登録できない
申し込み時点ですでに故障している端末は、補償端末として登録できません。
加入する場合は端末が正常に動作しているうちに申し込み、端末の写真や購入証明書を用意しましょう。
フリマアプリや個人売買で取得した端末は登録できない
オークションやフリマアプリなどの個人売買で取得した端末、友人や知人から譲り受けた端末は登録できません。
中古端末の場合は、販売店で購入し、購入から3か月以上の動作保証が付いている端末であれば登録できます。中古品を登録したい方は、購入先と保証期間を確認しておきましょう。
修理対応が終了した端末にも注意
公式FAQでは、メーカーの修理保守期間が終了し、端末の修理自体を行えない場合は補償対象外と案内されています。
古い端末を登録する場合は、メーカーが現在も修理を受け付けているか確認しておくと安心です。
「壊れてからは登録できない」「個人売買で取得した端末は登録できない」。
この2点は、特につまずきやすい条件です!
デメリット6:主端末と副端末で補償上限が異なる

モバイル保険は年間最大15万円まで補償されますが、3台がそれぞれ15万円まで補償されるわけではありません。
年間の支払限度額は、主端末と副端末を合計して最大15万円です。そのうち、副端末に対する補償は2台合計で年間最大4万5,000円となります。
| 項目 | 主端末 | 副端末 |
|---|---|---|
| 登録可能台数 | 1台 | 2台 |
| 修理可能な場合 | 年間最大15万円 | 2台合計で年間最大4万5,000円 |
| 修理不能・盗難の場合 | 1回につき最大3万7,500円 | 1回につき最大1万1,250円 |
副端末の4万5,000円は2台で共有する枠です。副端末2台が同じ年に故障すると、修理費用の全額が補償されない可能性があります。
修理費用が高くなりそうな端末を主端末にする
主端末には、故障したときの修理費用が高くなりそうな端末を置くのが基本です。
たとえば、高額なiPhone、ゲーミングノートPC、Nintendo Switch 2を登録するなら、本体価格だけでなく修理費用や使用頻度も見ながら決めましょう。
Nintendo Switch 2の修理費用や保険の必要性を詳しく見る
3台の登録方法を考えるときは、先に主端末と副端末の補償額を確認しておくと安心です。
『モバイル保険』の補償上限・登録条件を確認!
デメリット7:登録端末の変更に一部制限がある
登録端末はマイページから変更できます。ただし、自由に入れ替えられるわけではありません。
- 一度補償対象から削除した端末は再登録できない
- 副端末として登録した端末を主端末へ変更できない
- 契約後に副端末を初めて追加した場合、登録日から30日間経過後に補償が始まる
なお、機種変更前の主端末を引き続き使う場合は、主端末から副端末へ変更して補償を継続できると公式FAQで案内されています。
つまり、主端末から副端末への変更ができる場面はありますが、副端末から主端末への変更はできません。後から完全に自由な組み替えができると考えず、最初にどの端末を主端末へ置くか検討しておきましょう。
デメリット8:通常の保険金請求には書類と修理費の支払いが必要
通常の保険金請求では、故障した端末を修理し、代金を支払ったうえでマイページから申請します。
公式サイトで案内されている主な必要書類は、次の3つです。
- 故障状態を写した写真
- 修理報告書
- 領収書またはレシート
請求時に購入証明書の提出を求められる場合もあります。領収書、納品書、保証書、Web購入時のメールなどは捨てずに保管しておきましょう。
修理へ出す前に故障状態を撮影する
見落としやすいのが、修理前の写真です。
公式の請求手順では、最初に故障箇所を含む端末全体を撮影し、その後に修理と代金の支払いを行います。壊れたことに気づいたら、修理へ出す前に故障箇所と端末全体の写真を残しておきましょう。
私自身、以前使っていたiPad Proが故障し、5万6,980円の修理費用が発生した際にモバイル保険を利用した経験があります。
数万円の修理費用が発生したときに保険のありがたさを感じる一方、請求には写真や修理書類の準備が必要です。加入するなら、故障時の手順まで覚えておくと慌てずに済みます。
※保険金の支払いは、契約内容、事故の状況、提出書類、審査結果によって異なります。デメリット9:キャッシュレスリペアを利用できる端末・修理が限られる
モバイル保険には、提携修理店でその場の修理費用を立て替えずに修理を受けられる「キャッシュレスリペア」があります。
ただし、すべての登録端末や修理で利用できるわけではありません。公式FAQで現在案内されている対象端末は、次のとおりです。
- iPhoneシリーズ
- Google Pixelシリーズ
- SHARP製スマートフォン
- モトローラ製スマートフォン
- Xiaomi製スマートフォン
水濡れ修理と基板修理は対象外です。メーカーや購入先による条件もあり、提携修理店によって受付可否が異なります。利用前にマイページの専用ページで確認しましょう。
ゲーム機は通常の保険金請求を想定しておく
公式FAQのキャッシュレスリペア対象端末一覧に、Nintendo Switch 2などのゲーム機は掲載されていません。
そのため、ゲーム機は自分で修理費を支払い、修理報告書や領収書をそろえて申請する通常の保険金請求を想定しておくのが安全です。
ただし、対象端末や提携店は変更される可能性があります。故障時にはマイページで利用可否を確認してください。
キャッシュレスリペアの対象機種や事前申請の流れ、利用前の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
キャッシュレスリペアには対象端末と修理内容の条件があります。
「登録できる端末」と「キャッシュレスで修理できる端末」は同じではありません。
デメリットだけでなく、自分に合うかで判断する
ここまで注意点を紹介しましたが、デメリットがあるからといって、モバイル保険がすべての方に不向きというわけではありません。
大切なのは、次の3点を自分の使い方に当てはめることです。
- 補償したい端末を何台持っているか
- どのようなトラブルに備えたいか
- 故障したときに修理費用を自己負担できるか
置き忘れやバッテリー劣化への備えが目的なら、モバイル保険とは合いにくいでしょう。一方、スマホ、ゲーム機、ワイヤレスイヤホンなど複数端末の落下や故障に備えたい方は、3台の登録枠を活用しやすくなります。
「自分の使い方ならどのデメリットが問題になるか」を確認すると、加入するかどうかを判断しやすくなります。
モバイル保険が向いている人
- スマホ、ゲーム機、イヤホンなど複数の端末を所有している方
- 端末を外へ持ち出す機会が多い方
- 子どもが使うゲーム機やスマホの修理費用に備えたい方
- 数万円の修理費用を急に支払うことに不安がある方
- 対象外条件や請求手続きを理解したうえで加入できる方
3台の登録枠を使える方は、月額700円の負担を複数端末へ分散して考えやすくなります。
ただし、1台だけの利用が必ず損というわけではありません。修理費用が高い端末であれば、1台だけでも加入を検討する理由はあります。メーカーの補償サービスと料金・補償範囲を比べて判断しましょう。
モバイル保険があまり向いていない人
- 置き忘れや紛失まで補償してほしい方
- 経年劣化によるバッテリー交換を主な目的にしている方
- 海外で発生した故障や盗難にも備えたい方
- 個人売買で取得した端末を登録したい方
- すでにメーカーや販売店の保証で十分だと感じている方
- 故障時の修理費用を無理なく自己負担でき、毎月の保険料を抑えたい方
当てはまる項目が多い場合は、他の補償サービスや、保険に入らず修理費用を自分で備える方法も比較してみてください。
補償してほしい内容と対象外条件が合っている方は、実際に登録したい端末が条件を満たすか公式サイトで確認してみましょう。
『モバイル保険』が自分に合うか補償内容を確認する
まとめ|デメリットに納得できればモバイル保険は検討しやすい
モバイル保険には、次のようなデメリットがあります。
- 月額700円の保険料が継続してかかる
- 置き忘れ・紛失、海外で発生した損害は対象外
- 経年劣化によるバッテリー交換は対象外
- 登録できる端末や購入方法に条件がある
- 主端末と副端末で補償上限が異なる
- 端末変更やキャッシュレスリペアに制限がある
- 通常の保険金請求には写真や修理書類が必要
一方で、月額700円で主端末1台・副端末2台の最大3端末を登録できるため、スマホ、Nintendo Switch 2、ワイヤレスイヤホンなどをまとめて備えたい方には検討しやすい仕組みです。
まずは手持ちの端末を書き出し、どれを主端末にするか、対象外条件で困ることはないかを確認してみてください。そのうえで補償内容に納得できた場合は、公式サイトで詳しい加入条件を確認しましょう。
『モバイル保険』の補償内容・対象外条件を確認する!
デメリットを知ることは、加入しない理由を探すことではありません。
自分に必要な補償かどうかを判断するための材料として、メリットと一緒に確認してみてください!
参考情報
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Nintendo Switch 2の修理費用から、補償対象・デメリットまで、モバイル保険を検討する前に役立つ記事をまとめました!







