『バイオハザード サバイバルユニット』レビュー 生存戦略が止まらないSLG【評価・魅力まとめ】

『バイオハザード サバイバルユニット』は、バイオシリーズの世界観をベースにしながら、ジャンルを“戦略シミュレーション”へと大胆にシフトさせた新しいバイオ作品です。
ゾンビの緊張感はありつつも、操作は手軽で遊びやすく、拠点づくり・探索・育成が心地よいサイクルでつながっていくのが本作の魅力です。
バイオの空気感を味わいながら、じっくり長く遊べる『バイオハザード サバイバルユニット』の魅力をご紹介します!
『バイオハザード サバイバルユニット』とは?
『バイオハザード サバイバルユニット』は、ゾンビが蔓延する崩壊世界を舞台に“拠点の運営・防衛・探索”を行うサバイバル戦略ゲームです。
プレイヤーは生存者のリーダーとして、拠点となる邸宅を強化し、仲間を集め、迫りくる感染者の脅威に備えながら生き残りを目指します。
本作は、バイオハザードシリーズでおなじみの世界観をそのままに、ジャンルを“戦略シミュレーション”へと大胆にアレンジした点が特徴です。
恐怖演出やクリーチャーの存在感は残しつつ、重すぎないホラーと、じっくり考える戦略性がバランスよく融合しています。
ホラーは控えめだけど、戦略ゲームとしての楽しさは本格派です!
ゲームシステム1:拠点づくり&資源管理

『バイオハザード サバイバルユニット』の中心となるのが「拠点づくり」と「資源管理」です。
プレイヤーは邸宅や生産施設、防衛設備など、さまざまな建物を建設・強化しながら、生存者たちの生活基盤を整えていきます。
食料・医療品・燃料といった資源は、拠点の運営に欠かせない重要な要素。生存者を適切な施設に配置することで生産効率が上がり、拠点の成長スピードにも大きく影響します。
どの施設を優先して建てるか、どの資源を重点的に確保するかといった“判断の積み重ね”が、ゲーム全体の流れを左右する戦略性の核となっています。
ゲームシステム2:探索&クリーチャー討伐ミッション

拠点運営と並んで重要なのが、外のフィールドへ出て行う「探索ミッション」です。
ゾンビやクリーチャーがひしめく危険地帯を調査し、物資の確保・制圧・救援など、さまざまな目的のミッションを達成していきます。
探索では、危険度の異なるエリアに挑戦し、クリーチャーの群れを排除したり、資源を回収したりと、拠点では得られない貴重な報酬が手に入ります。
特に序盤は、探索で集めた素材やアイテムが拠点の強化に直結するため、積極的な出撃が拠点発展のカギになります。また、ミッションごとに必要な戦力や相性が異なるため、手持ちキャラクターや部隊の編成も重要。
「どのメンバーで挑むか」「どのルートを選ぶか」といった判断が成功率を左右し、戦略的な思考が求められます。
ゲームシステム3:キャラクター管理&会話イベント

本作では、拠点に集まる生存者たちをどのように育成し、どのように配置するかがゲーム進行に大きな影響を与えます。
各キャラクターは固有のステータスや特性を持ち、得意な役割も異なるため、「誰をどの施設で働かせるか」「どの能力を伸ばすか」といった判断が攻略のポイントになります。
キャラクター育成は、ミッション成功率や資源生産効率に直結するため、拠点運営の中核となる要素。レベルアップや装備強化によって戦闘能力が伸びるだけでなく、生産や探索サポートなど、多方面での活躍が期待できます。
さらに魅力的なのが、各キャラに用意された会話イベント。バイオハザードらしい緊張感の中にも、キャラクター同士の日常や心情が垣間見えるシーンがあり、物語性を深めています。
戦略ゲームらしい“考える楽しさ”と、バイオらしい雰囲気をどちらも味わえる贅沢な一本です!
『バイオハザード サバイバルユニット』の面白いポイント
面白いポイント1:シリーズ世界観を“戦略ゲーム”として再構築

『バイオハザード サバイバルユニット』最大の魅力は、長年続くバイオシリーズの世界観を、まったく新しい“戦略シミュレーション”として再構築している点です。
ゾンビやクリーチャーの脅威、閉塞感のあるロケーション、不安を誘う雰囲気。
シリーズならではのエッセンスはそのままに、「拠点をどう広げるか」「どの資源を優先するか」「誰をどこに配置するか」といった“考えて進める楽しさ”へとうまく昇華されています。
従来のバイオは“戦うホラー”のイメージが強いですが、本作は“生き抜くための戦略”にフォーカスしており、恐怖よりも判断と計画のスリルが中心です。
面白いポイント2:生活感のある拠点演出とキャラクター交流

『バイオハザード サバイバルユニット』の拠点では、生存者たちが実際に“暮らしている”様子が丁寧に描かれています。
施設を建てるだけの無機質なシミュレーションではなく、キャラクターたちが動き回り、会話を交わし、それぞれの個性がにじみ出る生活シーンが随所に盛り込まれているのが特徴です。
特に会話イベントは、バイオハザードの緊迫感ある世界観の中に、人間らしさや温かさを感じさせてくれる重要な要素。
「このキャラはこんな一面があったのか」「この二人はこんな関係性なんだ」といった発見があり、拠点を見る楽しみがギュッと広がります。
面白いポイント3:戦略×育成×収集の三軸ループが優秀

『バイオハザード サバイバルユニット』は、戦略性のある拠点運営、キャラクターの育成、資源や報酬の収集という三つの要素が自然に連動する設計になっており、これが本作の大きな中毒性につながっています。
拠点を強化するためには資源が必要で、資源を集めるには探索ミッションに挑む必要があります。
探索を効率よく進めるにはキャラクターの育成が不可欠で、育成したキャラを使えばより多くの資源が集まり、さらに拠点が発展していくという、綺麗な循環が生まれています。
この成長サイクルがとても気持ちよく、「あと一回だけ探索に行こう」「もう少し資源が集まったら施設をアップグレードしよう」と、プレイが止まらなくなる魅力があります。
戦略ゲームらしい“考える楽しさ”と、バイオらしい雰囲気をどちらも味わえる贅沢な一本です!
遊ぶほど強くなる、“生存戦略”が止まらない!

『バイオハザード サバイバルユニット』は、拠点づくりや探索、キャラクター育成といった要素が絶妙にかみ合い、プレイすればするほど世界が広がっていく一本です。
ゾンビの脅威にさらされながらも、資源を集め、仲間を強化し、拠点を発展させていく流れがとても心地よく、気づけば「もう少しだけ進めよう」と手が止まらなくなります。
戦略的な判断が必要な一方で、少しずつ積み上がっていく成長の実感がしっかり味わえるため、戦略ゲームが初めての人でも入りやすく、シリーズファンにとっても“新しいバイオ”として魅力的な体験が楽しめます。
恐怖だけでは終わらない、生き抜くための知恵と工夫が輝く本作。遊べば遊ぶほど強くなり、拠点が活気づき、仲間に愛着が湧いてくる。そんな“サバイバルの快感”を存分に味わえるタイトルです!
ホラーが苦手でも遊びやすく、逆にシリーズファンなら世界観の再構築にニヤッとできるはず!


