『Neon Village』村づくり×3マッチが面白い!ネオンの村で広がる無限のパズル【レビュー・評価】

「東京ゲームダンジョン10」で試遊させていただき、とても面白いと思って購入した『Neon Village(ネオンヴィレッジ)』。
たまたま立ち寄ったブースで遊んでみたところ、その面白さにすっかり引き込まれてしまい、イベント帰りにすぐ購入してしまいました。
“ネオンに輝く村を、自分の手で育てていく”そんな不思議な設定の本作は、マッチ3パズル・ローグライク・デッキ構築といったジャンルを組み合わせた、ちょっと変わった村づくりゲームです。
癒やされるBGMと斬新なシステムで熱中して遊べる『Neon Village』の魅力と遊びやすさ をご紹介します!
『Neon Village』とは?
『Neon Village』は、開発スタジオ「Encraft」さんによる作品で、マッチ3パズル+ローグライク+デッキビルダーという異色の組み合わせを実現しています。
プレイヤーは「ネオン村」の村長となり、住民・動物・機械などのタイルをマッチして消し、コインを稼ぎながら、村を発展させていきます。
また、単にパズルを解くだけでなく、タイル(ピース)の選び方・配置・組み合わせによって「爆発的なシナジー」を生み出すことが重要です。
リプレイ性も高く、毎回条件が変化し、デッキ構築的な要素も絡むため「今の手札(タイル)でどう収入を増やすかす」という戦略的な遊びが楽しめます。
3マッチパズルにここまでの駆け引きを詰め込んだ作品は遊んだことはありません!
ゲームシステム1:マッチ3&タイル合成システム

『Neon Village』の基本は、誰もが一度は遊んだことのある「マッチ3」ルールです。
盤面上に並んだタイルを3つ以上そろえると消え、新しいタイルが落ちてくる、というおなじみの仕組み。
しかし本作では、“消したタイルの種類”が村の発展に影響するというユニークな要素が加わっています。
例えば、住民系のタイルを消すと村の人口が増え、機械系のタイルを消すと生産力が上がるなど、タイルの種類ごとに効果が異なります。
プレイヤーは単にタイルを消すだけでなく、「どの順番で消すか」「どの効果を狙うか」を考える必要があります。
この戦略性が、“ただのマッチ3”では終わらない奥深さを生み出しています。
ゲームシステム2:村発展&資金管理システム

『Neon Village』では、タイルを消して得たコインを元に、村を発展させていくシミュレーション的な仕組みも大きな魅力です。
プレイ中は「年(ラウンド)」という区切りがあり、毎年末には 銀行への支払いが迫ります。未払いになるとゲームオーバーとなるため、ただタイルを消すだけでなく 収益を上げ続ける戦略 が必要です。
また、村の発展度が上がると「建物」を手に入れられ、それを持つことで長期的な利益がもたらされる仕組みがあります。
例えば、人口を増やす建物、収益効率を上げる建物などがあり、これらの効果を含めて “どの建物をいつ獲得するか”“いつ村レベルを上げるか” といった判断がカギになります。
このように、「タイルの消去 → 収益獲得 → 支払い管理 →建物取得/村レベルアップ」という一連の流れが、1ラウンド(1年)内で自然に回るシステムになっており、短時間で複数のゲームを遊んでいるかのような満足感が生まれています。
ゲームシステム3:ローグライク&デッキ構築的リプレイ性

『Neon Village』のもう一つの大きな特徴は、毎回異なる展開を楽しめるローグライク性です。
プレイヤーの選択によって村の方向性が大きく変化。「生産特化の村」「住民中心の村」「効率重視の機械村」など、プレイスタイルに応じて戦略を組み替えられるのが面白いところです。
プレイを始めるたびに「今回はどんな村を作れるだろう?」というワクワク感が味わえます。
そして、一度クリアしても終わりではありません。クリア後には新たな難易度や、新しい地形を持つ村が解放され、
それに伴って新しいピースも登場します。
結果として、「もう一回だけ…」が止まらなくなる魅力的な構造が生まれています。
遊べば遊ぶほど「次はこんな村を作ってみよう!」というアイデアがどんどん湧いてきます!
快適ポイント1:チュートリアルが丁寧&手頃な価格で始めやすい

『Neon Village』は、最初に遊び方をしっかり学べる丁寧なチュートリアルが用意されています。
基本ルールからタイルの合成、収益の仕組みまで順を追って説明されるため、初めてプレイする人でも安心して村づくりを楽しむことができます。
さらに、Steam版は1,000円以下の価格で購入できるため、気になったタイミングで気軽に試せるのも魅力です。
新ピースや高難度の実装が進んでおりアップデートを追う楽しさも魅力です!
快適ポイント2:“もう一回だけ”が止まらない

『Neon Village』は、1プレイ30分ほどで完結するテンポの良さが特徴です。
短い時間で達成感を得られるだけではなく、構築要素があるため「次はこうしてみよう」と自然にリプレイしたくなる作りになっています。
タイルの引きや村の構成が毎回変わるので、同じ展開にはならず、何度遊んでも新しい発見があります。
気づけば「もう一回だけ…」と手が伸びてしまう、中毒性のあるゲームバランスです。
快適ポイント3:運と戦略のバランスがちょうどいい

『Neon Village』は、タイルの出現にランダム要素があるものの、それをうまく活かす戦略を考えれば結果が大きく変わる。そんな運と実力のバランスが絶妙なゲームです。
プレイヤーの選択次第で展開がガラリと変化。思い通りにハマったときの爽快感と、次こそはと試したくなるリベンジ心が、いいサイクルを生み出しています。
さらに、危機に陥ったときにアイテムで状況を打開できる点も魅力のひとつ。
資金不足や盤面が詰まったときでも、アイテムをうまく使えば再び流れを取り戻せるため、理不尽さを感じることなく最後まで遊びきれます。
運だけじゃなく、自分の判断やアイテムの使い方で展開を変えられるのが気持ちいいです!
何度でも遊びたくなる、アイデアと発見に満ちたパズル

『Neon Village』は、マッチ3パズル・村づくり・デッキ構築という異なるジャンルを巧みに組み合わせた、独創的で中毒性の高いインディー作品です。
短時間でサクッと遊べるテンポの良さと、プレイするたびに変化する戦略の深さが両立しており、忙しい日々の合間にもぴったりの一本。
わかりやすいUI、テンポの良い操作感、そしてピンチのときにはアイテムで状況を立て直せる安心感も備わっていて、ストレスを感じにくい快適な設計になっています。
遊べば遊ぶほど新しいアイデアが浮かび、自分の手で村を成長させていく楽しさにハマっていく3マッチパズルです!
短い時間でも達成感があって、何度でも遊びたくなる作品でした。
パズルの爽快感と、村が育つ喜びの両方を味わえるのが最高です!


