ゲームタイトルから感じる不穏な気配。「Plague Inc.‐伝染病株式会社‐」はその名の通り伝染病を開発して人類の敵となるシミュレーションゲームです。
伝染病を開発してパンデミックを起こして、人類を滅亡させる……不謹慎ではありますが、中々に難しいシミュレーションゲームなのでハマる人も続出！
流行する伝染病と言えば最近は麻疹や風疹、有名所でインフルエンザなんかを耳にしますね。
そう言った伝染病を開発し、こっそりと世界に植え付け――そして爆発させる！
これは人類を滅亡させる『敵』になるシミュレーションゲームなのです。
まずは伝染病を作り上げよう。モードセレクト＆病原体select
伝染病株式会社には3つのモードがあります。いかに人類を早く滅亡させるかというスピードランモードも気になりますが今回はノーマルモードで攻め入ります。
伝染病は様々な種類が用意されていますが、最初期ではバクテリアのみ。他は課金や進行度で解放されていく仕組みです。
難易度もセレクトが可能。Easy、Normal、Hard……。ここで、Hard！ としたいのですが、1度してみたらすぐに敗北を知りました。敗北の味を知る日下部です。
病原菌には名前を付けて、早速、どこかの国に病原菌を広げましょう。
私が作り上げた病原菌「恐怖！ 日下部の病」です。分かり易さを重視して名前を付けたのですが、面白伝染病みたいになりました。
「恐怖！ 日下部の病」でいざ！ 南アフリカ！
病原菌の感染開始！ 拡大するには伝染病を進化させよ！
南アフリカをセレクトしてただただ見守るだけがゲームではありません。
伝染病には様々な要素があります。例えば「鴉がばら撒く」や「蚊がばら撒く」といった感染拡大の要素、そして、「暑さに強い」などの環境適応です。
世界地図マップに表示されるDNAマーカーをタップしてDNAポイントを集めていきます。DNAポイントを使用して病原菌を進化／退化させてじわじわと感染を拡大することが必要となります。
とりあえず、咳とかで感染させてみようかな？ とかいう軽い気持ちで病原菌を進化させながら画面を観察。
広まったー！ なんか、いいですね。この感じ！ ちょっぴり嬉しい気持ちになってしまいます。
時間が進むごとに世界情勢が変化する。適応して、感染を広めろ！
世界の変化もリアルそのもの。例えば危険度は低いけど病気が感染してるというのがグローバルニュースとなります。
風邪が流行してるだとかそういう些細な事ですが身近なニュースにもよくなりますよね。風邪の感染率がUPしているというニュースがでればさあ大変です。
『何かの病気があるぞ』と人間に気づかれては病原菌（われわれ）は対処されないように気を付けなければなりません。
そう言った情報から、世界に起きる色々な事。災害やオリンピックの開催までもがこのゲームの進行の中では重大な要素です。
これがなかなか奥が深い……！ 津波が起こったら、その国の経済状況はガタガタですし、運よく病気が流行って居れば状況に寄れば蔓延するかもしれない。
シミュレーションゲームとしての完成度が高いことが本当に伺えます。ちなみに、この時点で「恐怖！ 日下部の病」は対抗するCare（お薬）が作成され始めていました。
人類の抵抗をつぶせ！ 新薬開発を遅れさせて生き残れ！
人類を滅亡に追い込もうとしている日下部の病です。世界地図マップが真っ赤に染まっている部分は日下部の病に感染している所です。
ここで、開発されるCare！ 特効薬を作ろうとする技術者が私（「恐怖！ 日下部の病」）を苦しめています。
このCareを阻むためには画面上に表示される水色のマーカーをタップし続ける必要があります。そして、病原菌自体を進化させて構造を変化させていくことも……。
感染率を上げていくことで、「研究者」も活動が遅くなるので、「国が崩壊」して開発が遅れていくことも！
国が崩壊し始めたら根競べですね。全人類に感染させ――そして……！
世界に終焉が！
白熱しましたし中々に頭を使うゲームです。シミュレーションゲームとしてはとてもとても感染度が高い……！
スコアも表示されますのでスピードやCareの完成率などを比べてみるのも面白いですね。
名作ゲームだと思うので、シミュレーションゲームとして楽しむもよし！ 変な病気を広めるもよし！ 楽しみ方は千差万別。
人類の敵となってみませんか？ 是非プレイしてみてください！
