ゲーマーにとって、コントローラーは「道具」であり「武器」です。操作性ひとつで快適さや勝率が大きく変わることもあります。
私はこれまで「GameSir G7 SE」や「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2」などを使用してきましたが、今回レビューする「GameSir G7 Pro」は、その価格帯からは想像できない完成度でした。
この記事では、実際に『FF14』・『APEX』・『モンスターハンターワイルズ』・『ストリートファイター6』・『RAFT』といったゲームで使用した体験をもとに、「正直な感想」としてレビューをお届けします。
外観と第一印象:マグネット式の美しさと握り心地の良さ

『GameSir G7 Pro』を開封してまず目を引くのが、マグネット式フェイスプレートの完成度です。
パーツの取り外しは非常にスムーズで、力を入れずに着脱できます。
そして何より、フェイスプレートを外すと現れるスケルトン仕様。内部基板がうっすらと透けて見えるデザインに、ゲーマーとしてはロマンをくすぐられずにはいられません。
機能性とデザイン性が見事に融合しており、カスタマイズ欲を刺激してくれる作りになっています。
また、グリップ部分は滑り止めのラバー加工が施されており、手汗をかいても滑りにくい設計。軽すぎず重すぎず、約272gという絶妙な重量バランスが、長時間でも快適に握れるフィット感を実現しています。
4つのゲームで試した操作感:自由自在にキャラを動かせる
『FF14』ではMMOらしい多彩なスキル操作を、『APEX』では繊細なAIM、ジャンプ操作を試しましたが、どれも違和感ゼロ。
キャラクターが自分の意図通りにスッと動く感覚があり、まさに“コントロールしている”という満足感が味わえます。
さらに友人と『RAFT』などの長時間プレイでも疲れ知らず。グリップ形状と重心バランスの良さが長時間使用でも快適さをキープしてくれました。
スティックとトリガーの精度:しっかりとした入力が可能に

GameSir製品といえばスティック性能に定評がありますが、G7 Proも例外ではありません。
「G7 SE」はスティックがやや軽く、FPSではAIMがブレることがありました。一方、G7 Proはスティックがやや重めで安定感があり、AIMの精度がぐっと上がる印象です。
トリガーについても改良が加えられており、ストロークが短く、反応が早い。
アクションゲームや格闘ゲームなど、素早い操作が要求されるジャンルで恩恵を強く感じました。
ボタンが進化:直感的で使いやすい配置に

多機能なボタンは、ゲーマーの手にさらなる自由を与えてくれる重要な機能です。
『GameSir G7 Pro』には、従来のL4/R4に加え、新たにL5/R5ボタンが追加されました。これが非常に秀逸な位置に配置されており、誤操作せずに自然と押せるのが好印象。
私は『ストリートファイター6』で、背面ボタンにパリィやドライヴインパクトを設定して使用しましたが、反応も素早く、まさに「LRにもう1つの武器がある」感覚です。
設定は専用ソフトウェアで簡単に変更可能で、慣れない方でもすぐにカスタマイズできるようになっています。
もちろん背面ボタンも付属しているので、カスタマイズがより楽しくなったコントローラーです。
無線接続の快適さ:FPSや格ゲーでも安心して使える

このコントローラーの隠れた魅力が、2.4GHz接続の快適さです。
USBドングルを挿すだけでPCに接続でき、驚くほど遅延が少ないのが魅力。
試しに『ストリートファイター6』で無線プレイしてみましたが、いつものコンボが遅延なく決まるのには驚きました。
無線だからといって操作感が損なわれることはまったくありません。
Bluetoothにも対応しており、Androidなどでも使用可能。ただし、Xbox本体との接続は有線のみとなりますので、その点は要注意です。
長時間使用でも疲れにくい:ゲーマーにとって重要な要素

4時間以上の連続プレイでも、手が疲れる感覚はありませんでした。
おそらく、重心バランスがよく、自然に力を抜いて持てる形状に設計されているためでしょう。
バッテリーが切れそうなときも、そのままUSBを挿せば使いながら充電可能。
「そろそろ疲れたな…」と思う前にゲームに集中できるのは、長時間プレイするユーザーにとって非常にありがたいポイントです。
素晴らしい点と気になった点まとめ
- スティックとトリガーの精度が高い
やや重めのスティックがAIM操作に向いており、短めのトリガーストロークでアクション操作も快適。 - 背面ボタンの使いやすさが優秀
L5/R5ボタンが直感的に押せる位置にあり、パリィや必殺技の割り当てもスムーズ。 - 無線でも遅延を感じない接続性能
2.4GHz接続時でも格ゲーやFPSで快適に使用可能。PCやAndroidと好相性。 - 長時間使用でも疲れにくい設計
バランスの取れた重量と滑り止めグリップで、数時間の使用でも手が疲れにくい。 - 1万円前後でこれだけの機能は破格
高機能・高品質ながら価格は抑えめ。コストパフォーマンスの高さが光る。
- Xboxでは無線非対応(有線のみ)
PCやAndroidでは無線で快適に使えるものの、Xbox本体では有線接続が必要です。 - 背面ボタンが多く、慣れていないと誤操作の可能性あり
L4〜L5/R4〜R5と計4つの背面ボタンは便利な反面、使い慣れていない人には押し間違いが起きやすいです。 - ボタン設定や機能が多いため、初心者にはやや複雑に感じるかも
Nexusアプリで細かくカスタマイズできる反面、初めての人には取っつきにくさを感じる可能性があります。
本気で“コスパ重視”するなら選んで損なし
『GameSir G7 Pro』は、価格・性能・快適さのバランスがとても優れており、まさに“ミドルクラスの最強コントローラー”と言っても過言ではありません。
Xbox Eliteシリーズに近い使用感をもちつつ、価格は半分以下。定価12,999円で、コスパが良いのにとんでもない性能です。
ゲーミングコントローラー選びで悩んでいる方には、自信を持っておすすめできる一台です。
私は良いコントローラー無い?と聞かれたらとりあえず『GameSir G7 Pro』を買っておけばいいよ!と答えるでしょう。
再販とクーポン情報について(メーカー様より)
『GameSir G7 Pro Mech White エディション』は、予約段階で完売となるほどの人気ぶりでしたが、2025年8月10日より、Amazonにて再販が開始される予定です。その他のプラットフォームでも順次販売が予定されています。
また、メーカー様より、再販時に使える6%オフのクーポンコードもいただきましたので、購入を検討されている方はぜひご活用ください!
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※本記事で紹介する『GameSir G7 Pro』は、GameSir様よりご提供いただいた製品です。ただし、使用感や評価はすべて、実際にゲームで使用したうえでの正直な感想をもとに執筆しています。